こんにちは

(株)エーアール ヒーリングコンシェルジュのAnriです

すっかりご無沙汰してしまっていたブログ更新です。

ご心配をおかけしてしまいすみませんでした。

2018年の私は自分を振り返る旅をしていました。母が脳梗塞で倒れ、家族と向き合う時間を多く割く中でご利用者の方にお時間を合わせることができず、本当にご迷惑をおかけした1年だったと思います

Anriさん、まったく活動状況が見えてないけれど、やめちゃったの?と思う方もいらっしゃったのではないでしょうか。

そんなことはありません。ただ受け入れをかなり限定的にしていたことは事実です。活動を限定的にしている間、何をしていたかといいますと・・・

大きく分けると2つ!!

一つは小学校の教員免許取得に向けての勉強をしていました。ここのところ子どもたちの置かれている環境は複雑化しており、心理的サポートだけでは支援が困難な状況が生まれています。児童・家庭・学校・地域という包括的な視点から支援をしなければ、健康的に育っていくことは難しいと感じ、これまで持っていなかった教職免許取得に向けて動き始めたのです。もっと言うならば、心理と教員では全く支援法が異なります。というのは支援目標が同じであってもその手立てが異なるからなのです。日本の教育は法律の下にありますので、学校教育法で定められていることをもとに、文科省が規定している学習指導要領に沿って指導を行っていかなければなりません。

一方心理には心理支援に限定した法律はありません。例えば災害対策基本法であるならば「災害事故と心のケア」というように、いわゆる○○法という法律の中に組み込まれた一部業務に属するものです。そのためその仕事内容に応じ、様々な法律や医学的分類に基づいて心理的診断と支援を行っていくのです。ですから学校現場でなぜ様々な問題が起こるのかを考えなくてはいけないとき、学校で主となる教育者(教員)がどのような視点と倫理観で指導しているのかを理解しなければ、いくら子供に必要な支援を見出しても、その支援を教員に求めることがふさわしいのかどうかを判断することはできないのです。いま日本で問題になっていることは教員がすべての業務を担っているという現状です。これでは子どもたちの心身の育成を促していくには限界があるのです。私は将来的にこのエーアールで、この世に生きるすべての人(子どもから高齢者、健常者から障害者、個人から社会という集団)にとって必要な総合支援事業を展開していくことを予定しています。そのためには誰もが幼少期に通ってくる「教育」というものを一つのキーワードとして極めて行こうと考えたのです。

教員免許は2年間での取得を目指し、1年目を無事に終了することができました。今年は夏の初めごろに教育実習へ行きます。これまで産業総合技術研究所の計量研修センターや、中国の大学で教鞭をとったりと、大人を相手にすることは経験がありますが、子どもたちの前で一斉に指導した経験は全くありません。ですからどんな状況になるのか、想像しただけでも怖いです

けれど人間は完ぺきな生き物ではありません。ですから先輩方に指導を受けながらブラッシュアップをしてこようと思っています。

さて、もう一つは何をしていたかといいますと・・・

公認心理師の資格取得を目指していました。これは日本で初となる心理の国家資格です。2018年の9月9日(重陽の節句)に第1回目の国家試験が実施されました。11月30日に合格発表。2019年2月5日に文科省・厚労省に登録され、公認心理師となりました。

番号は894号(博士号≠白紙)です

正直私個人レベルでは、この資格の必要性は全く感じていませんでした。と言いますのもすでに臨床心理士として職歴を重ねていますし、公認心理師をとることで私の仕事が変わるわけではないこと、そして臨床心理士にかわるものとしての公認心理師の明確的なメリットは全く感じなかったためです。ですが相談者さん側の視点に立って考えたとき、国家資格というものは「国家の信用にあたる能力と人格を備えた人物である」ということの証明であり、それは何にも代えがたい信頼を得るものになるのかなと考えるようになりました。

今の日本ではあらゆる資格が乱立しています。その中には講座を受ければ通るもの、お金を出せば通るもの、どんなに勉強しても月日が経たないと通らないものなどなど。。。そんな中で国家資格は「どこの学校を出たか」「どれだけお金を出したか」「家柄がどうか」「どの先生に就いたか」「どの講座を受けたか」などは全く功をなしません。前提としては、すべての人が標準化された試験を受け、そのボーダーラインを通過し、審査を経たものが登録されていく能力主義のものでもあります。(もちろんそれを持っているから持っていない人よりすごいっていうことはありません。持っていない人でも持っている人よりもとてつもなく才能と実力を備えた方はいますし、資格だけでは判断できないものではあります)

最後は臨床に立つ専門家の人間性が評価されるのだと思いますが、その前段階として資格というものは、相談者さんにとって非常に安心する評価アイテムの一つなのではないかなと思ったのでした。

今年からAnriはダブルライセンスを持ちながら、実践と研究力を兼ね備え、包括的な支援を皆様に提供していきたいと思っています。

以上、Anriの近況報告でした☆

次回はエーアールカウンセリング事業部5周年記念ということで、あるサービスを提供させていただくための告知をしたいと思います。

きっと皆さまにとって有益な情報になると思いますので、楽しみにしてくださいね!!

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